腐女子のアルミ毛布という選択
今年の寒さの容赦のなさ。私はアルミ毛布を使う、という選択をしていた。*1
アルミ毛布ってなんぞや
主に災害時に用いられる耐熱シートです。
もうこの寒さ、災害並みと言っても過言ではないでしょう。
あいつ(アルミ毛布)との出会いは、内装工事を手伝った友達と話した時のこと。冬の現場めちゃくちゃ寒いから手とか千切れんじゃない?って聞いたら、
いや、アルミ敷くから大丈夫。暑い
え?アルミってあのアルミ?小学校の体育祭で手作りのお弁当のおにぎりにまかれたあの銀色のやつ?銀歯のやつが噛むと脳天まで痺れるあのアルミ?
まぁよくよく話を聞くと、災害用でも使われるやつだよ、と教えてもらった。その時は「へーそんなのあるのかー」くらいにしか思わなかったが、押し寄せた大寒波、蘇るアルミエピソード。
買うっきゃない、と。
で、たまたま激安スーパーに寄った時、アルミ毛布が売ってるじゃないですか!
買うっきゃない、と。
で、一日目。どんだけあったかいのかわっくわくしながら説明書読まずに使用。
上から、
- 毛布
- アルミ毛布
- 羽毛布団
- すちゃずめ
この順番で使用。
ぜんっぜんあったかくねぇ。むしろ期待値が高かった分寒い。
ちょ、待てよ。と思って説明書読んでみたら、どうやら毛布を下にしないとダメらしい。*2ふーん。
もうこの時点で期待値は20くらいになった。さぁて、どんなものかお手並み拝見だな、とアルミ毛布を見下した二日目。
結果から言うと、暑すぎて汗かいた。
や、やるじゃん!!!やりすぎじゃん!
その日からアルミ毛布神の信者になった。どうしよう、もうアレなしじゃ生きていけない!と思うようになった。中毒者の気持ちがちょっと分かる。でも使用回数を重ねて気づくことがあった。
それは、
アルミ毛布が結露する
ということ。まじで朝方にその水滴で顔がびしゃびしゃになって起きるレベル。こんな起こされ方、私、はじめて……。
さらに、
臭くなる
ということを、これから使う人には言っておきたい。その匂いを例えるなら、一日中つけていたマスクを外して、夜中にちょっと外に出ていかなきゃいけなくなった時、そのマスクを装着した時に一瞬漂うやな匂いです。
シンプルに言うと唾液の匂いです。
さらにさらに、このアルミ毛布の最大のウィークポイントは、
洗えない
こと。洗濯不可。アルミ毛布を選択しても洗濯はできないんです。*3
でもちょーあったかいです。なんなら暑い。
どちらを取るか、難しいところですが、腐女子が臭くなったら社会的にも危険なので、私は捨てました……。
今までありがとう。アルミ毛布。そして、さようなら。
ところでさっき洗濯した時、毛布とかシーツを一回で洗おうとしたら、脱水の時に洗濯機が聞いたこともないような悲鳴を上げて止まった。蓋のロックかかったままうんともすんとも言わない。
いつぶりだろう、こんなドキドキしてるの。さっきから私の心拍数は上がりっぱなし。今ならつり橋効果で恋に落ちそうだけど、あいにくここには口を閉ざした洗濯機しかないし、そもそもドキドキしてるの私だけだし!!!!!
こえーまじこえー。
たぶん、ネット使わなかったから、からまったんじゃないかなぁ……。
ちなみに最近買い替えたばかりの洗濯機。親が帰宅まで2時間を切った。
とりあえず白を切る!!!!!
洗濯ネットは大切にね!